お風呂に入るタイミングの最適解

忙しい毎日の中で、子どもをお風呂に入れるタイミングは迷いがちですよね。
夕方バタバタしてしまったり、食事との順番に悩んだり…。
実はタイミングによって、睡眠の質や食欲、体の温まり方が変わってきます。
管理栄養士 柚希今日は、子どもの成長を考えた時にベストな「お風呂のタイミング」と、その理由をわかりやすくお伝えします!
結論:おすすめは就寝の1~1時間半前


一番おすすめなのは、就寝予定時刻の1~1時間半前。
お風呂に入ることで体温が一度上がり、その後ゆっくり下がっていくと自然と眠気が訪れます。
この体温変化が、子どものスムーズな入眠に繋がります。
寝る直前だと体温が下がる前に布団へ。
すると寝付きに時間がかかることもあります。
食事より先?後?どちらがいい?


お風呂を食事より先にするか後にするか…、すごく悩むところですよね。
■基本的には「食後」がおすすめ
理由はシンプルで、空腹だと湯に入った時に負担が大きいことがあるためです。
また食後すぐでなければ血糖値も安定し、体もリラックスしやすくなります。
■理想は食後30分~1時間後
食べてすぐは消化に負担がかかりやすいので、少しだけ間をあけるとベスト。



我が家では子どもが幼い時、食べてすぐお風呂へ入れたら「お腹痛い…」と言った経験があります。
それ以来30分はあけるようにしました。
保育園帰りなら先にお風呂も◎


夕方帰宅した段階で子どもは汗や砂でベタベタ。
その場合は夕食前に先にお風呂でもOKです。
ただし注意点がひとつあります。
長く遊ばせないこと。
湯船で長時間遊ぶと疲れすぎて、食事や寝る前にぐずりやすくなります。
時間帯別のメリットまとめ
| 入れる時間 | メリット |
|---|---|
| 夕方~夕食前 | 帰宅後の汚れを先に落とせる・夕食準備がしやすい |
| 食後30分~寝る1.5時間前 | 寝付きが良くなる・血流改善・リラックス効果 |
| 夜遅め | 翌朝の支度が楽になるが睡眠がずれやすい |
無理なく続けられる時間帯を基本に、家庭リズムに合わせて調整してみると良いです。
就寝の1時間~1時間半前お風呂のメリット


特に成長面でのメリットはここが大きいポイント。
◎ 寝つきが良くなる
湯上がり後の体温低下が眠気を誘発。
◎ 深い睡眠につながりやすい
寝始めの深睡眠は、成長ホルモンが出やすい時間帯。
子どもの自発的な成長力を引き出してあげる時間になります。
逆に避けたいタイミング
以下のタイミングはできれば避けたいところ。
✖ 寝る直前
湯上がりに体がポカポカしたままで、興奮状態になりやすい。
✖ 食後すぐ
消化の負担が増えたり吐き戻しやすくなる場合があります。
✖ 長時間の遊び風呂
疲れ過ぎて次の行動(歯磨き、着替え)がスムーズに進まないことも。
こんな子は先にお風呂もおすすめ


- 夕方に機嫌が崩れやすい
- 通っている園や学校で感染症が流行っている
- 帰宅後汗や砂で気持ち悪そう
- 食後の時間に眠くなってくる
そんな場合は 夕方お風呂夕食歯磨き就寝 もひとつの型です。



我が家では、感染症予防と、食後に眠くなってしまうためパターンです。
型が決まるほど、子どもは次の動作にスムーズに移れます。
今日から試せる流れ例


【理想型】
17:30 帰宅
18:00 夕食
19:00 お風呂
20:00 絵本・就寝準備
20:30 就寝
【先にお風呂型】
17:30 帰宅
17:40 お風呂
18:30 夕食
20:00 就寝準備
20:30 就寝
毎日の生活のリズムに合わせて無理なく続けられる形を見つけていきましょう。
まとめ
子どもにとってお風呂はただの「清潔のため」だけではなく、休息に入るための準備時間でもあります。
その日の疲れや刺激を洗い流し、眠りへの階段をおりていく大事なタイミング。
ぜひ、生活の中に気持ちよいリズムで取り入れてみてくださいね。



お風呂の時間帯は生活リズムのスイッチ。
無理のない落としどころが、その子に合ったベストなタイミングになります。
