サンタさんが来る頃に、子どもは少し背が伸びる?

12月に入ると、急に街がキラキラして、クリスマスソングまで聞こえてきますよね。
子どもたちも「サンタさんまだかな?」とそわそわし始めて、なんだか家の中まで賑やかに。
そんなワクワクの季節ですが、実は成長とも少し関係があるってご存じでしたか?
管理栄養士 柚希今日は、サンタさんを待ちながら過ごす12月にぴったりの、冬と成長のお話をほんの少しだけお届けします。
冬は身長が伸びやすい季節


成長の仕組みとして、背を伸ばすために大切なのは成長ホルモン。
このホルモンは、ぐっすり眠っている間に特によく働きます。
そして冬は気温が低いぶん、体が温まりやすい布団の心地よさや外が暗くなる時間が早いことで、自然と眠りが深くなりやすい時期。
そのため、成長ホルモンがしっかり働ける環境になりやすいんですね。
クリスマス前は生活リズムを整えやすい


12月はイベントも多く、大人はバタバタしがちですが…
子どもはサンタさんへの期待で、普段より素直に行動してくれることも。
サンタさん、早く寝てる子から回るんだって
いい子にしてたらサンタさんが来てくれるよ~
なんて声をかけると、意外とあっさり寝室へ向かってくれたりします。
生活リズムが整う 深く眠れる 成長ホルモンが働きやすい
と、良い循環が生まれる時期なんです。



我が家でも、秋冬はこの魔法の言葉にけっこう助けられてます(笑)。
成長ホルモンが働きやすい「冬のナイトルーティン」
冬は夜が長いので、寝る雰囲気に入りやすい季節。
この流れを活かして、眠りの質を上げる小さな工夫をしてみましょう。
どれも今日からできる、簡単なものばかりです。
寝室はあたたかく、加湿も少しだけ
冷えた寝室だと体がこわばってしまい、なかなか寝つけません。
寝室の室温は18~20℃くらい、湿度は40~60%を目安に整えてあげると、呼吸もしやすく、眠りが深くなりやすいですよ。
加湿器がない場合は、濡れタオルを干しておくだけでも乾燥対策になります。
「今日はいつもより寝つきが良いな」と感じた日は、環境がちょうど良いサインです。
お風呂は寝る1時間前までに
身体がポカポカのまま布団に入ると、深部体温が下がらず眠りにくくなってしまいます。
お風呂は寝る1〜2時間前までに済ませ、体温がゆっくり下がり始めるタイミングで布団に入ると、すーっと眠れます。
寝る前は刺激を少なめに
イルミネーションや動画で気持ちが高ぶりやすい冬ですが…
寝る前だけは少し静かな時間をつくってあげると、寝つきが全然違います。
- 絵本の読み聞かせ
- 軽いストレッチ
- その日あった楽しいことを話す
そんな短い時間でも、子どもの心がふわっと落ち着きます。
布団に入ったら、安心のひと言を
眠る前に「今日も元気だったね」「寒かったけど頑張ったね」などのちょっとしたひと言でも、子どもはほっとして気が緩みます。
安心した状態で眠ると、成長ホルモンがしっかり働けます。
クリスマス前に“背比べ”してみませんか?


サンタさんが来る前に、そっと背比べをしてみるのも楽しい習慣です。
- 成長をパッと目で見られる
- 子どもの自信にもつながる
- 年末の「今年も大きくなったね」がより実感できる
ツリーのオーナメントに 「今年の身長」 を書いて飾ってみるご家庭もありますよ。
とても可愛い思い出になります♪
まとめ


冬は、自然と成長ホルモンが働きやすくなる季節。
クリスマスのワクワクが加わることで、生活リズムが整いやすい良いタイミングでもあります。



「サンタさん、今年も来てくれるかな?」
そんな気持ちを楽しみつつ、お子さんの成長をそっと見守る時間が増えるといいですね。
